Micro Organism の世界その2
今回は、Microの世界の微生物というよりは、菌類よりもう少し大き目のノミ・ダニの世界のおはなし。 さて、ノミ、ダニは戦後の話と思われる日本の御仁も多いはず。 そうばかり言ってられない。 生活習慣の違う国との行き来や、 日本でもアメリカでも温水プールでシラミをもらってきただの、 南京虫を海外旅行でもらってきたとは、よく聞く話し。 しかしお隣のコネチカット州ダニからライム病が見つかったというニュースは 私たちの暮らしぶりを随分変えた。 このライム病とは鹿に寄生する鹿ダニが 人間や犬猫に寄生して、ダニが血管から侵入して全身にまわり、数ヶ月 から数年後にはライム病として神経痛、関節炎とにた症状から、パーキンソン病と誤診されるほど倦怠感におそわれることもある。この治療は今のところ、強い抗生物質の投与のみ。 以前にも投稿したが、このライム病に我が家の犬も夫もかかた。 夫は数週間の抗生物質の投与を余儀なくされ、犬は2ヶ月間、抗生物質をとり続けている。 すると犬の性格がすっかり変わってしまったと思われるほど、この抗生物質が効いていて活動的でない。 このライム病の診断は、人間も犬も血液検査で調べる。 しかしこの血液検査でも発病していない陰性として出てくることもある。 野原を駆け回り、山々を散歩していた犬も人間もこのライム病が怖くて、自由に散歩できないと制約を受けることになる。鹿に寄生していたダニが人間にも非野生の動物たちにも寄生してくる。 野生の鹿が少なくなり、ダニはその寄生先をさがして、人間に乗り換えたのだろうか。 野生の動物がどんどん追いやられてきたことは確かだ。 話しはそれるが、安全運転 で評判だった息子の最初の運転の試練は 路上に突然表れた野生のアライグマの対処だった。 夜の雨にぬれた道にいきなり現れる野生動物たち、私たち人間は文明の産物、車を乗っていてもまたまだ彼らとの共生を学んでいない。 少なくとも保険や社会システムは前方不注意と判断し、容赦はない。 野生動物を避けようとして車をガードレールにぶつけてしまった息子に、 保険会社はせめて野生動物と接触してればと、、、のたまう。今後の保険金のためにも、 運転中、野生動物をみたら無理に避けようとせず、殺すように親として言えというのか。 人間の生活に...