キノコ狩り、micro-organism菌類の世界、微生物の世界
雨の日々が続いた。山や野で野生キノコがきっとあちこち今年も生えているだろうなと近くの山々を横目で見ながら、今年はまだ一度しか野生のキノコを食べていない。
今年唯一食した野生キノコの名は
Chiken of the wood といグロテスクなオレンジ色のキノコ
名の通り鶏肉の味がすると友人たちには好評だった、
隣の農家から頂いた子羊とジンギスカン鍋にする。
例年は生きている生木に棲息するoyster mushroom 等をよくキノコご飯にもしていた。
しかし今年は5−6年前に広葉樹を伐って、椎茸の菌を植え付けていたのが4年前からあれよあれよ出始め、去年はおやすみだったにも関わらず、今年も一週間位前から写真のように固まってにょきにょき出て来た。
先週の雨のせいだろう。
キノコと人間には相性があると考えている。
キノコ料理はいろいろと考えられるが、まったく野生キノコと相性のない自分に比べ、アメリカ人夫は日本でもアメリカでも山にはいって野生キノコをどんどん採って来る。
それを人参や油揚げと一緒にキノコご飯にしたり、
焼いたり、天麩羅にしたり、
バターで炒めてもおいしいし、ごぼうなどのような味の濃い食材とでなく、葉もの野菜と炒めてもいける。
さてさてこの菌類は植物でもなく、動物界でもない特殊な世界をもつといわれている。
キノコたちとは相性をあう・あわないといった方がぴったり来る。
たとえば、栽培が不可能とされる松茸狩り。
17年前、
親戚の松茸がでるという山に母や叔母たちと入ると、
皆道なき急な斜面の山々を我れ先に入山する。この時期は他家が所有する山々に少しでも近づくと大変だからと、ちゃんと心得ている叔母たちは思い思いに入って行く。
私は子どもの頃よりこの赤松にあると言われ、在処を知らされてようやく松茸を採らせてもらえるのが関の山。とんと自力で採った試しはない。いくら生え方を監察しても、生える木の環境特徴を頭にいれて血眼に探しても、目の位置が違うからと思って、様々な姿勢で山を這いつくばっても、松茸は採れない。ところが初めて近辺の山々に入って、手ほどきを買うたわけでも、松茸がどんな生え方をしているか、教えられてもいないのに、アメリカ人夫は示された領域内にささっと入って行って、背負い籠一杯に松茸を採って来たではないか。あれには驚いた。
あれから15年以上、もう今では実家のある岐阜の山々ももう松茸が採れなくなった。松食い虫にやられて、あちこちで見られていた「松茸狩り」の看板も今は姿を消した。20年も前から松食い虫の被害が叫ばれていたが、もう山々が実らなくなったのではないかと憂う。
その後アメリカに暮らし始めても、夫のキノコ狩りの触手は衰えない。
山に入っては山菜に、わさび、キノコ、栗等を採って来てはお裾分けしてくれる叔母に
言われた「手が覚えてしまうから、絶対怪しいと思うキノコは採ってもダメ」名言を守って、
ひたすら
「色が毒々しいものは食用でない」とか、「縦に簡単に手で割けられるもの食用」通説を信じず、
日本語、英語の図鑑を見て、次々と毎年とって来る。
もうそれは相性としか言いようのない巧みな技だった。
キノコは自然食愛好者の中でも、西洋東洋の混合医学のホリステックの医師の間でも、特に免疫に働きがあると
いわれてもてはやされ、
アメリカでも最近かなり注目されてもいる。煉瓦づくりの廃工場を茸栽培に利用したり、
自然食売り場や大手のスーパーでも通年販売している。いくら有機栽培だといっても土壌の汚染はかなり広がっている、だから有機・無農薬野菜よりキノコがより純粋で未来の食材という話しも20年以上前にきいた。
風の谷のナウシカでもキノコが核戦争後の空気を浄化している話しもまんざら、フィクションでないとみた。このキノコプームに便乗してガンガン化学肥料をいれて栽培するキノコ農家も出て来たとはあるスーパーのオーナーの話し。それではますます野生のキノコの有難さが注目されてもよいのではないか。
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今年唯一食した野生キノコの名は
Chiken of the wood といグロテスクなオレンジ色のキノコ
名の通り鶏肉の味がすると友人たちには好評だった、
隣の農家から頂いた子羊とジンギスカン鍋にする。
例年は生きている生木に棲息するoyster mushroom 等をよくキノコご飯にもしていた。
しかし今年は5−6年前に広葉樹を伐って、椎茸の菌を植え付けていたのが4年前からあれよあれよ出始め、去年はおやすみだったにも関わらず、今年も一週間位前から写真のように固まってにょきにょき出て来た。
先週の雨のせいだろう。
キノコと人間には相性があると考えている。
キノコ料理はいろいろと考えられるが、まったく野生キノコと相性のない自分に比べ、アメリカ人夫は日本でもアメリカでも山にはいって野生キノコをどんどん採って来る。
それを人参や油揚げと一緒にキノコご飯にしたり、
焼いたり、天麩羅にしたり、
バターで炒めてもおいしいし、ごぼうなどのような味の濃い食材とでなく、葉もの野菜と炒めてもいける。
さてさてこの菌類は植物でもなく、動物界でもない特殊な世界をもつといわれている。
キノコたちとは相性をあう・あわないといった方がぴったり来る。
たとえば、栽培が不可能とされる松茸狩り。
17年前、
親戚の松茸がでるという山に母や叔母たちと入ると、
皆道なき急な斜面の山々を我れ先に入山する。この時期は他家が所有する山々に少しでも近づくと大変だからと、ちゃんと心得ている叔母たちは思い思いに入って行く。
私は子どもの頃よりこの赤松にあると言われ、在処を知らされてようやく松茸を採らせてもらえるのが関の山。とんと自力で採った試しはない。いくら生え方を監察しても、生える木の環境特徴を頭にいれて血眼に探しても、目の位置が違うからと思って、様々な姿勢で山を這いつくばっても、松茸は採れない。ところが初めて近辺の山々に入って、手ほどきを買うたわけでも、松茸がどんな生え方をしているか、教えられてもいないのに、アメリカ人夫は示された領域内にささっと入って行って、背負い籠一杯に松茸を採って来たではないか。あれには驚いた。
あれから15年以上、もう今では実家のある岐阜の山々ももう松茸が採れなくなった。松食い虫にやられて、あちこちで見られていた「松茸狩り」の看板も今は姿を消した。20年も前から松食い虫の被害が叫ばれていたが、もう山々が実らなくなったのではないかと憂う。
その後アメリカに暮らし始めても、夫のキノコ狩りの触手は衰えない。
山に入っては山菜に、わさび、キノコ、栗等を採って来てはお裾分けしてくれる叔母に
言われた「手が覚えてしまうから、絶対怪しいと思うキノコは採ってもダメ」名言を守って、
ひたすら
「色が毒々しいものは食用でない」とか、「縦に簡単に手で割けられるもの食用」通説を信じず、
日本語、英語の図鑑を見て、次々と毎年とって来る。
もうそれは相性としか言いようのない巧みな技だった。
キノコは自然食愛好者の中でも、西洋東洋の混合医学のホリステックの医師の間でも、特に免疫に働きがあると
いわれてもてはやされ、
アメリカでも最近かなり注目されてもいる。煉瓦づくりの廃工場を茸栽培に利用したり、
自然食売り場や大手のスーパーでも通年販売している。いくら有機栽培だといっても土壌の汚染はかなり広がっている、だから有機・無農薬野菜よりキノコがより純粋で未来の食材という話しも20年以上前にきいた。
風の谷のナウシカでもキノコが核戦争後の空気を浄化している話しもまんざら、フィクションでないとみた。このキノコプームに便乗してガンガン化学肥料をいれて栽培するキノコ農家も出て来たとはあるスーパーのオーナーの話し。それではますます野生のキノコの有難さが注目されてもよいのではないか。
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先日こんなサイト見つけました。
返信削除きのこ図鑑・撮れたてドットコム
http://www.plantsindex.com/mij/mijsys.cgi?
お陰で庭に生えてたキノコで死なずにすみました(笑)。
おおスグレモノのネットサイトですな。
返信削除これで見ると、chiken of the woodはほうき茸のようです。結構歯ごたえもあって美味です。しかしこのネット図鑑では、形態の類似茸があるので、くれぐれもご用心とありますね。
「死なずにすみました」とは、このことかな。
コメントありがとう。
見ました。日本からのネットニュースで、今年は近年にない松茸の大豊作だとか。降雨量ばかりでなく、地中の温度も関係するとか。
返信削除それにしても豊作で禰が下がるといっても一茸1万円前後するのもあるとは、それでも買う人がいるから、値が上がるんでしょうね。やはり松茸人気衰えずでしょうか。