アメリカの健康食品、サプリメントのからくり

今度はSpirulina (昔日本で流行ったクロロフィルに味が非常に酷似、世界の特定の湖に生息する藻の一種、フラミンゴはこれを主食にするからビンクだとか)ですと。

ここ数十年、日米いろいろな健康食品がブームになっては消えていく。アメリカではどこのオーガニック食品や自然食品店でもサプリや健康食品コーナーが棚を埋め尽くす。ここらモンタギューでは田舎の生協や雑貨屋さんにまで下記の健康食品やサプリがほとんど入手可

そのサイクルは日本での三日坊主飽きやすい健康オタクの人々の周期よりはるかに短期だったりする。ざっと覚えているだけでもこんなにもあった。そして効能も果てしなく続く。以前はこれらは食品とみなされ、このモンタギューのあるマサチューセッツ州では食品には消費税がかからないから、これら健康食品やサプリ栄養食品は関税の対象ではなかったが、数年前に州法で消費税の対象となった。

Kombu cha (どれにもこんぶ茶と書いてあるが原産ウクライナではコンプ茶といわれているそうだ。日本で40年ぐらい前に流行ったウクライナ産紅茶キノコ)
Flex Seed (フラックス・シード体内で作られないOmega を豊富に含んでいる)
Coconut Water (ココナッツの中身;ポタシアム、つまりカリウムが豊富に含む、こむら返りや急激なスポーツのあと足がつる時、筋肉の収縮をはやめるため即効)
Acai (ヒマラヤでとれる細胞活性化作用がおおきいミネラル含有)
Chia seed (中南米の山間が原産
Cacao Powder (チョコレートの原料、カカオ豆を粉末にした、血液をアルカリ性に替える)
Green Tea (緑茶のエッセンス、いわゆるお抹茶)
Wheat Grass (日本の青汁に相当するようだが、青汁ほど苦味はない、アルカリ性食品)
Tarmeric(ウコン、カレー粉の主原料、肝臓をきれいにする)
Whey Protein (乳酸食品からとられたタンパク質)
Ginger(生姜、血液をきれいにする)
Probiotic (乳酸菌、善玉菌として整腸の働きがある)
Fiber (繊維食品の粉末)
Bee Polen ( 蜂が集めてきた花粉;花粉アレルギーに効き目があるようだ)

我が家の棚には「体にいい」、「ダイエットに効果あり」いわれ、話がうますぎると思いつつも買ってしまった上記の健康食品の他に、下記のサプリメントも所狭しと並ぶ。これは友人たちの台所や洗面所の棚をも占有しているようだ。しかし日本の宣伝文句とちがうのは、「xxさんが試してとても効果がありましたよ、あなたも試してみませんか」だけではなく、ハーバード大学医学部で秘密裏に研究されていました。研究結果は門外不出でしたが、特別に皆さんだけにこの情報をあたえます。とアカデミックな研究結果で効能が保証されています。「しかもその研究機会はそんじょそこらの大学研究所じゃありません。」とアイビー大学の名前を織り込む。さらに「今日は特別、あなただけに教えましょう」と視聴者の選ばれたという優越感意識を煽る。 一度でも間違えてそのプログラムの宣伝ビデオがフェイスブックや無料メルアドのサイドバーに出てきたビデオをクリックしてしまうと、最後まで見ていないと、なぜか元の場面に戻せなかったりする。

Zinc(亜鉛、風邪のひき始めなどに摂取、免疫力を高める、医学学会でもビタミンcより免疫力に効くということだ)
Echnesia (ムラサキバレンギク草、風邪を引いたときによいとされる)
Lysin(いわゆるアミノ酸で、口内炎などに よく効く)
Magnesium(筋肉の緊張をほぐす、これが不足すると不眠、糖尿病、頭痛、偏頭痛、高血圧、肥満、倦怠感、不安などになりやすい)
Vitamin B12(冬季日光照射時間が少ないとこれが少ないなり鬱状態になりやすい)
Vitamin D ( 骨や歯に重要なカルシウムの吸収をたすける、免疫力アップ 
Nettle (アザミ課の植物で、鉄分を多く含有)
Valerian Root (ストレス緊張をほぐす)
Ginko nut (銀杏の実、頭をクリアにして脳の働きをます)

ああ、また騙されたと反省することしきり、今回はEbookだったのですぐに読んで、すぐに半日後に返品した。そのデジタル本の内容やビデオになんら新しい情報はない。「血液をアルカリ性にするためのこれらの食品、サプリを摂取うしなさい。そうすれば免疫力アップ、化膿することもなく、アレルギー体質改善、さらに皮下脂肪が減少しますよ」とのこと、あなたは信じますか。
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