新型コロナウィルス感染者数字の裏にある アメリカの暮らし 〜第5報

新型コロナウィルス感染者数の裏にある アメリカの暮らし 〜第5報

隔離生活六十五日目、
大学の遠隔授業も終わり、オンライン用のテスト作成、出欠、宿題発表の採点、期末成績もつけ、卒業生を送り出し、夏休みが始まりました。
自然環境保護区を犬の散歩
そして米国北東部、南部も、日常生活への復帰第一段階が、今週5/18から展開しはじめました。

Fashion Brand Debuts Face Masks at Paris Fashion Week Amid ...  しかし全業種が業務を再開したわけではありません。先ず建築業、美容院などが入場者制限付きで開業しはじめているようです。(業種は州によってちがいます。フロリダは入場者数の上限条件付きで外食レストランも、ジムもオープン)街には建材を運ぶ大きなトラックが往来するようになりました。近くの家具工場も再開にむけて準備をし始めた。フロリダでは教室を整理する教員や、寮に残した私物を取りにくる学生が、少人数で学校に来校することになりました。

外出、入店時にはマスク、マスクファッション

どこでもマスク、最近のどの車にもマスクが常備され、
業種に関わらず入店時にマスク着用が常識になってきた

まだほとんどの人々の暮らしは、まだ自宅待機、お店に行くときはマスク着用、安全な間隔をあけることを励行されています。が地方にもよるようです。フロリダでは、マスク着用がないと入店できないマサチューセッツ州と比べ、励行されることが少ないと誰に聞いても訴えます。またニューヨーク市では、人通りがかなりでてきて、マスクや安全衛生な間隔を守らない人も出てきたといいます。こちらマサチューセッツでは、ときどきおじいさんが可愛い手製のマスクやプリント柄のマスクをしている場面に出会います。ついついその可愛さに笑みがこぼれます。またファッソン業界にも、マスク旋風が巻き起こったと公共ラジオのニュースは伝えています。そして政治家もテレビでもマスクをつけるようになりました。

そんな中、マスク条例の厳しいここマサチューセッツ州内でも、アジア食料品店や、安売りのスーパーに行くとかなりのお客さんが、攻撃ともとれるように、こちらに体当たりしてきて 、棚の商品をむしり取るようにカゴに入れる場面にもあいます。店内一方通行とあちこちの床に目印があのに、無視し近寄っても来ます。誰がそこに立っていようと目の前の商品を取ろうと、体当たりすれすれで、ぶつかってくるような輩もかなり出てきて、体の接触はどうしても免れないことも事態もでてきました。もう心に余裕がなくなって、アジア食料品店でのアジア人に限らず、どこでもスーパーでは最近こういう経験をするようになりました。店主に文句をいうと、注意してくれるどころか、無視されることもありました。
しかし生協や商品が高めのスーパーに行くと,
畑をはじめました
長蛇の列に、だれも文句も言わず、さらにゴム手袋を他店のものを利用するな、新しい手袋に替えるよう指示があり、自分の手にあったサイズをとり、さらに除菌液を手袋の上から手全体にくまなく添付してから店内に入ることが許されます。大抵の客が買い物の回数を減らすため、また家族が避難してきて、家族の人数が増え大量の食料品を買い求めているため、週末ともなるとスーパーは長蛇の列です。米国製大型カート一台では、足りず2台を一家に一人しかスーパーに入れないので、’前後にカートをもってレジに2m間隔で並んでいる光景も多々見られます。


しかし感染者数は、かなり信頼できないとあちこちの現場から聞きます。感染者数を随時公表しないと市から訴えられたフロリダ州の知事ですが、たとえ公表されていても、その数字より大幅に多いと訴える葬儀屋もいました。

実際の数字は公表されている数字よりかなり多め

多分コロナではないかと思われていたのに、(というのも同じ病院施設で同僚は、感染が確認されて間も無くなくなったから)検査もうけずコロナ感染が確認できないまま高熱で義兄をなくした生徒によると、葬儀屋も死亡者数は確実に、発表されている2倍以上になっているだろうと話していたそうです。また人種による感染者数もメディアでも、周りでも盛んに叫ばれるようになりました。それは、ある一定の人種が感染しやすいということではなく、たとえば黒人、ラテン系が医療(特に介護施設や、老人ホーム施設といった)感染集団の最前線の職種に従事している数が圧倒的に多いために起こります。黒人の4人に一人が新型ウィルスで亡くなっている知人や家族を持つのに比べ、白人は12−13人に一人の感染者を持つと俄然その数は少なくなります。

またその数はさらに広がります。検査を受けなければ、新型コロナウィルスで死亡したとはみなされないし、検査受けるには、かなりの書類がいる。また受けられるだけの症状がある程度の日数がいるから、急激に症状がで、その症状が悪化した場合、間に合わなくなる事態がでてきました。

一応、アメリカでは先日ステムラス補助金が各自$1200支払うと議会が蹴ってした時に、検査はすべて無料で受けられるとなった。

早速、私も隔離生活に入る前より、味覚の感覚がおち、なおかつ嗅覚も落ちていました。から検査ができる症状かどうか調べてみることにしました。あまり臭わない日が続き、隔離生活で体重が激変したために、日々3kmぐらい裏山を犬と登ると、息切れがしてきはじめました。ドラッグストアのドライブスルーで検査アポをとろうと、アポサイトにいき、さらに健康保険会社からもサイトにいって、保険で検査できるかどうかチェックしてみました。有資格とみなされ早速ドライブスルーの検査してきました。結果は3−4日後、連休明けの来週にはわかるだろうということでした。さらに数千マイル離れているフロリダのかかりつけの医師と電話で相談し、ファックスで最寄りの臨床検査ラボに血液検査を要請してくれたので、コロナウィルスの抗体血液・グルコース検査が おかげさまで受けられることになりました。かぞくに検査受けること事態、平等に受けられないのだから、と猛反対にあいましたが、いつまでも、アパートを開けとくわけにはいかず、やがて仕事にも復帰しなくてはならないので、ここは申し訳ないですけど、抗体ができているかどうか調べてみることにしました。

ピザ屋もカーブサイドピックアップのみ

はたして、発熱は一度もなかったし、コロナウィルスに感染されていたかどうかもわからずじまいでしたが、軽症のままで抗体ができているかどうか。また次回報告したいとおもいます。


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