黒人人権問題 Black Lives Matter
メディアが報道する「暴動化した抗議行動」という映像は現状の全てではありません。現実は、平和的な黒人人権抗議行動が全米各地で展開されています。先日、マスクと手袋を着用しマサチューセッツ州の小さな街にて無言の抗議行動を写真入りで参加した模様を投稿しました。大都市では抗議行動イコール暴動として戒厳令も敷かれました。実際、日本でもアメリカでも、歴史的にいつも抗議行動は過激な行動だと報道されてきました。
上記の質問が出、抗議行動を憂える声も出、大阪で在日の米人たちが中心になって1000人の連帯行動があると、批判まで出てきたので、抗議行動の本来の目的と、時代背景とその意義が日本では、きちんと理解されていないようなので、私的解釈を入れ再投稿します
ニューヨークの公園で犬を遊ばせていた白人女性がハーバード大卒のインテリのバードウオッチングをしていた黒人研究者に公園のルールだから犬に首輪をつけなさいと注意されたら、黒人が私と犬を襲おうとしていると警察を呼びました。このエイミー=クーパーのとった行動はビデオに撮影され拡散されました。その後彼女は勤めていた会社から解雇されましたし、会社は早速「当社は、差別的態度をもつ社員には我慢がならない」とコメントを出し、こうした抗議行動をうけ一斉に各社各校が同様のコメントを発表しました。問題は警察だけでなく人々の中に根付く黒人に対する脅威です、黒人をみれば犯罪者として見なすことにあります。フロリダでは学校間の学力格差をなくすため、収入によって分離された様々な住宅地から子供が通っています。しかし黒人の子供らはたとえ友達がいても高級住宅地区をうろうろするなと親から勧告されます。いらぬ疑いをかけられますから。昔よく黒人の女友達が「何が哀しくて、私が通りを歩いていると、人はすぐ自分のカバンが盗まれないかと体に引き寄せ、知らぬ顔で通り過ぎようとするの」と嘆いていました 今も状況は大差ありません。
一昨夜は白人の老人も警察に抗議を申し込もうとしたら 公衆の面前で公安警察にどつかれ そのまま後ろに転け後頭部より流血しているのに、警官は見て見ぬふりをし去ろうとしたのが撮影されました。非人間的に扱う警察の横暴さを許さないと、抗議行動は世界に波及しました。
コロナ禍で10人以上の集会は自粛するご時世ですが、多くの人が安全な間隔をとり、マスクをして無言で抗議の意志を伝え連帯表明しようと続々と街中にやってきました メディアのニュースの裏にはこうした黒人に対する扱いへの積年の熱い訴えがあります それも伝えないでいる映像を鵜呑みにしないでください
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