Summer is over モンタギューにもどって
今年の夏は、ニューヨーク市中での講義のための6週間のアパート暮らしに、
さらに娘と娘の友達を連れての沖縄の離島へ足を伸ばしたり、日本中を飛び回って来た.
どこも暑い、暑い、経済もひどく貧窮しているのが眼に点いた.
ニューヨークも、雨の降っていたシカゴも、東京も、京都も、奈良も、名古屋も、国内最高気温の岐阜も、沖縄以上に猛暑と湿気でじっとしているだけでも汗が湧きでてくる。毎日の最高気温をチェックするのが日課となり、屋外の汗対策と同時に屋内の冷房対策に気をつける日々が続いた。
いやはや随分、エアコンと清涼飲料水、コンピニにお世話になりました。
食欲は減退し、体が悲鳴を上げている。暑いと汗の吸いきったシャツと、冷たい飲み物、さらにエアコンがないと暑さで夜中に目が覚めてしまう状態がつづいて、エアコンかけっぱなし状態が続いていた。
日頃の環境に優しい暮らしをめざす方針はどこへ行ってしまったのか。
どの空港におりたっても昔南国の空港で経験した
モアっとした空気が体をとりまく。
でも今モンタギューについて、エアコンもモアっとした空気もない
さらっとした空気が心地よい。エアコンの外気への影響がさらなるエアコンを必要とするその悪循環から抜け出た田舎暮らしもまんざらでもないと今更ながら堪能する。
さて昨日までいた日本では円高だから、輸出経済だけでなく、
滞日の会社はアウトソーシングを求め、雇用が低迷すると嘆いていた.
確かに店やモールや商店街を見る限り、消費も滞っているようだ。
低迷経済でも外食産業は、なぜか生き残れると聞いていたのに、
この外食産業も価格での競争を強いられているようだ。
地方都市の高級ブティックは軒並み廃業に追いやられ、
フリーコールでお繋げいたしますといって航空会社や大手企業の
問い合わせ電話は消費者に高くつく有料化し、
地方空港は一昔のプレペラ機をとばして、ゲートの節約か。
空港に活気がない。那覇空港と間もなく拡張オーピンされる羽田空港以外は、数年前の活気がない。
世界一と謳われたシカゴ空港も一部のターミナルを覗いて、なんとなく閑古鳥がないていた。
日本ではその他に銀行、証券、生命保険会社も雇用形態が変わった。新入社員はどこにもみられない。
大都市でも若者のスーツ姿はあまり見られなかった、新卒はどこへ行くんだろう。
これら新卒を送り出す大学側の悲惨な状況もあちこちで聞かされた。
今回、日本帰国便の機内で経済学会帰りの経営学者と同席した。
彼によれば日本のアカデミック界は悲惨だ、文部科学省の締め付けと見放されに喘いでいると嘆いていた。
同様な状況を何人かの日本の大学関係者から聞かされた。
大学募集人員が学齢の予備軍人口を上回ったと、どんどん大学、教育機関が潰されていく。
また日本へ来る留学生の質の低下、高等教育に関する限り日本はもはや韓国、中国にも見放されたようだ。
そんな中で唯一現時点で活気があったのが、
沖縄のビル開発(本土の20年前、一頃昔のビル乱開発をしのぐ)や
ニューヨーク市井での経済セミナールを牛耳るインド人のビジネスマンだった。
しかしこれらもどこまで続くのか、所詮どちらも一時の千金狙いのような観がある。
前に読んだ篠田節子の「静かなる黄昏の国」にでてくる一節をいつの間にか復唱していた。
「疲弊しきった老小国」の姿が今の日本や、小国ではないがアメリカの姿と重なる。
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さらに娘と娘の友達を連れての沖縄の離島へ足を伸ばしたり、日本中を飛び回って来た.
どこも暑い、暑い、経済もひどく貧窮しているのが眼に点いた.
ニューヨークも、雨の降っていたシカゴも、東京も、京都も、奈良も、名古屋も、国内最高気温の岐阜も、沖縄以上に猛暑と湿気でじっとしているだけでも汗が湧きでてくる。毎日の最高気温をチェックするのが日課となり、屋外の汗対策と同時に屋内の冷房対策に気をつける日々が続いた。
いやはや随分、エアコンと清涼飲料水、コンピニにお世話になりました。
食欲は減退し、体が悲鳴を上げている。暑いと汗の吸いきったシャツと、冷たい飲み物、さらにエアコンがないと暑さで夜中に目が覚めてしまう状態がつづいて、エアコンかけっぱなし状態が続いていた。
日頃の環境に優しい暮らしをめざす方針はどこへ行ってしまったのか。
どの空港におりたっても昔南国の空港で経験した
モアっとした空気が体をとりまく。
でも今モンタギューについて、エアコンもモアっとした空気もない
さらっとした空気が心地よい。エアコンの外気への影響がさらなるエアコンを必要とするその悪循環から抜け出た田舎暮らしもまんざらでもないと今更ながら堪能する。
さて昨日までいた日本では円高だから、輸出経済だけでなく、
滞日の会社はアウトソーシングを求め、雇用が低迷すると嘆いていた.
確かに店やモールや商店街を見る限り、消費も滞っているようだ。
低迷経済でも外食産業は、なぜか生き残れると聞いていたのに、
この外食産業も価格での競争を強いられているようだ。
地方都市の高級ブティックは軒並み廃業に追いやられ、
フリーコールでお繋げいたしますといって航空会社や大手企業の
問い合わせ電話は消費者に高くつく有料化し、
地方空港は一昔のプレペラ機をとばして、ゲートの節約か。
空港に活気がない。那覇空港と間もなく拡張オーピンされる羽田空港以外は、数年前の活気がない。
世界一と謳われたシカゴ空港も一部のターミナルを覗いて、なんとなく閑古鳥がないていた。
日本ではその他に銀行、証券、生命保険会社も雇用形態が変わった。新入社員はどこにもみられない。
大都市でも若者のスーツ姿はあまり見られなかった、新卒はどこへ行くんだろう。
これら新卒を送り出す大学側の悲惨な状況もあちこちで聞かされた。
今回、日本帰国便の機内で経済学会帰りの経営学者と同席した。
彼によれば日本のアカデミック界は悲惨だ、文部科学省の締め付けと見放されに喘いでいると嘆いていた。
同様な状況を何人かの日本の大学関係者から聞かされた。
大学募集人員が学齢の予備軍人口を上回ったと、どんどん大学、教育機関が潰されていく。
また日本へ来る留学生の質の低下、高等教育に関する限り日本はもはや韓国、中国にも見放されたようだ。
そんな中で唯一現時点で活気があったのが、
沖縄のビル開発(本土の20年前、一頃昔のビル乱開発をしのぐ)や
ニューヨーク市井での経済セミナールを牛耳るインド人のビジネスマンだった。
しかしこれらもどこまで続くのか、所詮どちらも一時の千金狙いのような観がある。
前に読んだ篠田節子の「静かなる黄昏の国」にでてくる一節をいつの間にか復唱していた。
「疲弊しきった老小国」の姿が今の日本や、小国ではないがアメリカの姿と重なる。
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