限りなく地球の原生林にちかい惑星の話し、アヴァター3D映画を鑑賞して

息子に勧められるままに
夫婦で映画'Avatar' (ひだりサイドバー参照)観に行った。最初はただのコンピューターゲームの延長線上のお話だと思っていた。

しかし後半では思わず話しにのめり込み、
ちかくで涙する人もいた。
自然と対峙して、人類は生きて行けないという
メッセージがこめられ、ジャングルの動植物と共生する住民と
草木も生えなくなった未来人類が資源をもとめて
闘う話しだった。

宮崎駿の「風の谷のナウシカ」や少し前の記事で紹介させていただいた
岡田淳著「はじまりの樹の神話」さらに実話を下にしたマリドマソメ著「ぼくのイニシエーション体験〜男の子の魂が育つとき」のそれぞれの本の底流に流れているものに通じるテーマがそこには描かれていた。

私たち人も自然の一部、周りの木々も、草花も、獣もすべて、自然というエネルギーを媒体として共生しているというのである。あたりまえのことかもしれないが、見落としがちになっているメッセージだと感じた。
ストーリーの中には、
野生の馬のような獣に力を借りて、それを乗りこなして駆け巡るシーンが出てくる。
乗馬というより「ナルニア王国ものがたり」にでてくる「Horse and his boy」編の男の子を操る馬を連想させる展開で、まず馬の気持ちを理解し、馬にも自分は危害を加えないことを理解してもらい、はじめて人と馬が一体となることができる。という相互信頼を底流とした乗馬作法がヴィジュアルで描かれていた。

また相手を理解することで歩み寄る、そして信頼を築きあげるのは、この宇宙のはて話しとて同じことであるらしい。
ジャングルの住民はいう「私はあなたを恐れていないから、信頼できる」と。
動植物が相手であっても同じで、信頼関係をそうして築いている。
「生と死」でも、
死を恐れていないのは、また生を担って戻って来れると信じきれるから。
エネルギーの還元も、人の輪廻も同じレベルで語られてもよいのではと思われてきた。

すればエネルギーの還元をすこし突き詰めれば、再利用、再資源化できないエネルギーや物質は
やがて私たち自身も脅かすことになるのでは。



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コメント

  1. アバター上映終了か、中国当局が指示

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     中国の中国国家ラジオ・映画・テレビ総局は19日までに、大ヒット中の米SFアドベンチャー映画「アバター」の通常版について、上映期間を短縮するよう指示、各地の映画館は今週で上映を終了するよう通達を受けた。香港紙、蘋果日報が伝えた。

     3次元立体(3D)映像版は続けられるが、中国では3D版を上映している映画館は少ないという。同紙はまた、貴重な鉱石を狙う人類と先住民との戦いを描いたストーリーが、中国国内で農地強制収用への反発をあおることを当局が恐れているとの見方も示している。

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