車社会アメリカよ、独立記念日の今日も大量の車で移動する民。


アメリカの生活に欠かせないのが、車。
NY、サンフランシスコ、(しかしロス、ボストン、シカゴ、シアトル、マイアミの住民は大抵車をもっています)にでも、住んでいないと大抵の足は車になります。

生まれたときから、一般のアメリカ人の生活に車が存在します。
それは日本で生まれ育ったものには、想像しがたいような行動まですべて、車に頼っています。確かに公共交通機関が発達している都市には、それに頼った住民もいますが、
それでも普段は地下鉄で、都市間はバスという車で移動します。
またはちょっとした中距離でも車で5時間以上の距離なら、飛行機で移動し、飛行場からはレンタカーで移動します。

列車で移動ということは、あまり考えられないようです。
日本は基本的には、大都市の住民であれば地下鉄、郊外からの私鉄やJRで移動し、都市間もJRであるでしょう。
しかしアメリカは飛行機、もしくは車が主です。長距離バスも多く利用されますが車には替わりありません。

まず、いかに車移動が浸透しているか、生活の一部を紹介しましょう。
例えば、田舎に住んでいるとちょっとコーヒーを一服するのも、新聞を買いに行くのも、子供のお友達とのお遊びもすべて車での行き来になります。公道から家の玄関までのドライブウェーが長い屋敷に住んでいると玄関から公道沿いまでも車で、子供のスクールバスからの送り迎えをする親をよく見かけます。果ては公道までのゴミ出しも、車でもって行きます。自宅の郵便受けへも、車で取りに行きます。そんな生活が当たり前になんです。
いくら、リサイクルだと声高に叫んでみても、一方で何もすることがないから、先ず車を転がして友達の家へ、街へ行くなんていう老若男女であふれています。

しかし車を所有することはお金が要ります。州によってちがう車検、保険代、維持費、修理代、もちろんアメリカもガソリン代が15年前から跳ね上がりました。ですから、収入が少なくてお金を車につぎ込めないときは、安いおんぼろ車を購入し、車を維持する為にバイトを繰り返す若者も少なくありません。

そんな現状ですから人口が集まるとすぐ渋滞します。
橋の前でも、ちょっと事故があってもいつも渋滞、大都市じゃなくてもラッシュアワーがあります。基本的にはどこの都市も朝の6時から8時半ぐらい、午後3時から6時半ぐらいです。
しかし都市によっては:

  • ボストンは南方面からの高速は5時から、もう高速は渋滞します。
  • NYはマンハッタン島から抜けるだけでなく、空港のあるクイーンズでも午後2時半頃には橋から渋滞が発生します。これは慢性的に行っている道路の補正工事の所為でもあります
  • ロスは最近まで地下鉄の補充が出来なかったせいか車が当たり前、主要高速は一日中渋滞というのは、有名な話です。
  • シカゴは立派な列車が空港と市内を結んでいるのに、利用客はまばら、多くの空港利用者は自家用車で家路へと急ぎます。
  • ディズニーランドがある観光市オーランドは、遠地からやって来たレンタカー運転手が数多くありすぎる高速出口を間違えたり、よそ見をしていて事故を起こし、渋滞が常時発生します。
  • モールはもちろんのこと、どこの空港も巨大駐車場が急務で、ボストン空港も数年前に増幅する車を抱えきれず、改築しました。空港まで自車で乗り入れ、数日間、空港近辺に駐車しておき、数日後に空港に戻ったら車で帰る長期滞在駐車場や、レンタカー会社はとうとう空港からかなり離れ、橋を渡った違う地区までのシャトルバスです。これはボストン空港に限ったことではありません。
  • フロリダはタンパ空港やロードアイランドのプロビデンス空港は、巨大駐車場確保のため、新たに増設した第2ターミナルまでモノレールやスカイウオークを使って移動しなければなりません。
    ディズニーワールドの各種催事名のついた高速







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