子どもの社交術と会話 その2
我が家には今、娘の交換留学生がオーストラリアから来ている。 シドニーにあるやはりシュタイナー高校の10年生。 昨日まで彼女をつれて、クリスマスのNY市内に3−4日繰り出した。 留学生と娘や息子の会話を聞くと、同じ英語なのにアクセントや言い回しが違っても言語のギャップはなし。 数千キロ離れていても、文化的な違いもファッションの違いも感じられない。 いや違いを見つけんとするばかりに、いつも彼女を矢面の中に立たせてる自分に気づく。 「エー、こういう時オーストラリアではどうするの」 「オーストラリアにもある?これ?」ってな具合。 娘と同じ16歳の彼女は、それでもいやな顔せずに一つ一つ丁寧にしかも相手を傷つけまいとしながら答えて行く。 たとえば「これ食べてみる?Would you like to try this?] 「Not particularly、、、」 「I prefer not to」とお父さんが英人だという彼女の家庭は、やんわりいつもこうして断るしつけをしているんだろうと、育ちの良さを垣間みる。 品格の良さなのか、アメリカのティーンエージャー同志の会話とにギャップを感じたりもする。