11/30/2010

経済の二極化

アメリカ経済の二極化は今にはじまったことではないが、
金のあるところには、どこまでもお金が集まるという構図が
米国の暮らしでさらに拍車がかかっている。

つまり中間層の暮らしづらさと、もともと低収入な家庭も生活がドンドン脅かされている。

医療制度しかり、
教育制度しかり、
税金制度しかり、
住宅事情しかり、
雇用の実態しかり、
アメリカンドリームというけれど、実際には日本の今風の勝ち組のごとく
年収1千万以上軽くなければ、家族がいると
ぎりぎりの暮らしを強いられる。
 程々に中間層という人々がどんどん暮らしのあちこちで脅かされているからだ。

歯科医は分化が進んで、たとえば歯科矯正だと、矯正医の他、歯科医、歯科根治治療医、口腔外科医、衛生医、ともし高額な歯科の保険に入っていなければ、それぞれ二−三千ドル(2−3十万円)づつ請求されたりする。
そして教育、以前にも書いたように、公立私立どちらも(自州でなければ)授業料だけで年間400万近くを
多くの学生が奨学金やローンで賄う。生活費もあわせると年間5万ドル以上を4年大学だと必要になる。
よって卒業時には100万ドル(1.1千万)単位の借金を背負う。

税金は控除の申請対象が確かに多いが、年金制度に医療制度にがっぽり持って行かれる。
投資でも、蓄えから投資額の年数によって、ここマサチューセッツなどは、州税へ、さらに連邦税へ申請が義務づけられている。
職場で差し引かれてから、さらに個人が自分でもしくは税理士に依頼して、国へ各州へそれぞれ確定申告する。

住宅制度は都市の不動産額の高騰とともに、郊外や田舎でもマイナス経済成長であっても、あちこちにいる高額収入者が高値で買いとるので値を下げない。

大学を卒業しても、大学院で博士号をとっても、経済や理系の先端技術でなければ就職は困難である。


それでも若者は何を頼みにして、教育を受け、将来の希望を見いだせというのか、親として、教育者として指導にあたると迷ってしまう。

たとえばfacebook を創設し20代でビリオネラーになった Mark Zuckerbergの例や、
ハリーポッターの映画主役ダニエルは4っ目のマンハッタン億ションを購入した。
日本の国の財政から収入をえている歌舞伎役者が六本木で豪遊していたり、
インドの若きムンバイの億万長者がマンハッタンのど真ん中に数億ドルかけて高層住宅を建てたり




といったニュースを目の当たりにすると
自分もあたかもその可能性があるようにみえてくるようだ。
はたしてこうした一頃アメリカンドリームと呼ばれた成功物語は
誰にも努力と運があれば公平に可能性があるものだろうか。

こんな世の中で「お金が全てじゃないのよ」と青少年たちに説くには、よほどの説得力がいる。








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11/21/2010

ドイツ徴兵制廃止の報をうけて

先日の日本からの新聞で
ドイツ、スウェーデンでの徴兵制の見直し、廃止の報が記事になっていた。
EUでは上記の国以外に
すでに徴兵制の廃止を決定している国もある。
台湾でも、中国との融和を望んでいる現政権によって、5年後の廃止を考えているとの事。

ニュースソースによると、徴兵制廃止の背景に経済的理由を挙げているが、
実際のところかなり多くの若者が良心的兵役拒否(自分はこういう理由で兵役を拒否すると堂々と回避するのでなく訴え、認められる)を認めていて、
兵役の年齢に学校へ行ってれば、卒業まで何年間かは兵役を先延ばしできる
(兵役を免れるために)ドイツの友人はかなり年をとっても学生しているものが多かった)とか、
兵役の年数だけ、軍隊にいくより福利厚生等の社会サービスに従事する事が
容易に認められているので、徴兵制があまり意味をなさないようになったとの理由もあるらしい。

その一方で、先回投稿した韓国からの
急激な留学生数の理由は、実は韓国の厳しい徴兵制にあるのではないかとの私見を
何人もの韓国からの留学生や、その親御さんにぶつけてみた。
しかしそれはあり得ないという答えが一応に返ってきた。
つまりいくら海外に兵役を免れるため留学したとしても、兵役の時期がずれるだけで絶対に免除されない、
何かの形で免除されたとして、それはとても不名誉な事になるから、兵役拒否は韓国ではあり得ないという答えが圧倒的だった。
だから私の韓国からの米国への留学生の多さは、
むしろ先回の投稿のごとく、留学という学歴の異常なほどの偏重にあるようだ。

4年前のヨーロッパ旅行の旅先どこでも見かけた韓国人バックパッカーは
ドイツでも、イタリアでもギリシャでも、たいてい女子学生2−4人位のグループに、鞄持ちのような男子学生が一人くっついていたが、青年層の男女差人口のバランスはどうなんだろう。

11/08/2010

韓国の経済成長に憂い〜その陰に子どもたちが犠牲になってはいないか

前に韓国の若い旅行者がヨーロッパや
北米に溢れていると書いた。
それはとりもなおさず韓国が経済成長したと云うことで、
個人的には歓迎しているとも書いた。

一方
アメリカの長年の経済成長 は、アフリカやカリブ諸島からの奴隷の無償労働いわゆる強制労働
Stolen Laborや、インディアンの土地からの天然資源を許可もなく強奪した Stolen Resourceのお蔭という。
それらがなかったら、ここまで経済大国にならなかった。個人的には、もっとアフリカやカリブ海の島々にその限りある資源、資本をこの国は返すべきだと思っている。

それと同様、日本の戦後の経済成長には、
朝鮮半島から強引につれて来られた労働にかなり帰することがあると考えるから、
韓国が経済成長して来たことは、日本と古くは朝鮮半島三国の歴史からも、
喜ばしいことだと考える。


しかし喜んでばかりはいられない事態が、現在韓国でおこっている。

一国の経済成長のしわ寄せが子どもたちに来ているのではないかと
考えられる出来事が頻繁に、この北米で見聞きしだした。

それは日本のバブル経済発展時と似たような子ども、家庭のひずみ問題が表面化している。
70年後半から80年代にかけてはじまった社会現象が日本でバブル経済期と重なっていた。

学校では教育地獄と称され、いじめや自殺が多発し、家庭では児童虐待、親の養育放棄が
社会ニュースを賑した一方で、経済は高騰し、家庭では父親不在が叫ばれた。

同様の事態が経済成長著しい韓国でおこっているようだ。

ここ6−7年前から北米の
中高に韓国からの留学生が、それこそ挙党を組んでというぐらい押し寄せて来た。
学生ビザを出す寮制の私立中高には15人以上が各高校で受け入れ始め、
公立中高にも父親を韓国で働かせといて、母親同伴で北米の中高に
何家族も来ている。
ここマサチューセッツばかりではない、
コロラドでも、西海岸でも、ニューヨークでもおこっている。
次の記事、ビデオを見て頂きたい。
たとえば、兄や姉が大学進学したら、そこにまだ中学や高校の妹や弟を送り込んで、中高からアメリカの
教育を受けさせる。


その裏にはアメリカで教育を受けさせれば、就職に有利だ。と言うことらしい。
そのために親戚中に借金をして、わずかな知り合いを頼りに子どもに教育を受けさせるために
家族でアメリカにやって来る、もしくは中高生だけを送る家庭もでてきた。

大学教授の子息、子女、高校の教師の子弟、
かれらは自分たちの子どもたちを韓国の教育を受けさせたくないのか、どんどん送っている。よく私のつとめるマサチューセッツの小さな私立高校へも問い合わせが殺到し、相談を受ける。

一方本国の韓国では、
子どもたちをアメリカに送り込み、父親は韓国にのこって仕事にしゃかりきになり、
母親は子どもの学校でのテスト教育を第一に考えるようになる。

韓国の学校ではいじめが横行したり、子どもの拒食症が出て来る。
これは、直接韓国から来ている友人や、親、教師から聞いた話だ.
こうした話しを聞く度に、それじゃ日本の80年代とかわらないじゃない、
子どもの自殺が増えて来ると、今度は精神が病んだ大人も増えて来るよと警告すると
正にそうなりつつあると、彼らは口をそろえていう。

ある韓国人は中学から、中国やオーストラリアへ留学させられ、姉が米国の大学に進学したことをきっかけに
高校大学と北米へ留学している。が大学へ入った今は、自分はアメリカの高校や大学が好きだが、
韓国の教育制度や年少者の精神を憂いているという。

韓国からの娘のクラスメートは、
親戚やその友人という繋がりを頼りに、韓国から中学留学にやって来た。
このクラスメートの従兄弟たちも皆、韓国から近くの全寮制女子高校に通っている。

近辺の10校近くある私立高校は、一学年60人の生徒に15人前後の韓国人生徒が占めるお金持ちの全寮制がここら辺にはあちこちにある。また比較的学生ビザが取得しやすいこうした私立高校では、
全額授業料を払ってくれる韓国人留学生を呼び入れるための、
寮のない学校でも、ホスフォファミリー探しなど、あの手この手で誘い込む現象がみられる。

昨日もここら私立学校ばかりを集めたサッカーリーグのトーナンメント決勝戦の応援に行って来た。

対戦校は全寮制の高校、ここにも韓国人選手が数人いた。応援席にも
十人以上いる。皆はじめてなのに、
すぐ韓国語で仲良くなって、対抗戦の相手同士のチームでつるんでいた。
みんな高校から国を離れて、すぐこちらの高校の寮で暮らすからだろうか。

日本が経済成長の時代、父親不在が叫ばれ、家庭崩壊が社会問題となった。
同様のことが今、韓国でおこらなければよいが。
韓国の親たちや、留学を経験している青年たちが
経済成長の陰に
子どもたちの健全なる成長が見過ごされているのではないかと憂いている。

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11/01/2010

ハロウィーンAll Souls Day は 冬のはじまりに、レガッタ観戦に5時間ドライブ。米国の親のスポーツ観戦

今年は穏やかな秋の日々だったので、ハローウィーンも
きっと温かい夜になるだろうと期待していたのに、、、当日の昨夜は冷え込んだ。ほぼ零下になった。

翌日の今朝も、車の窓が霜で真っ白になって、霜月とは良く言ったものだと感心しながら
車のフロントガラスの霜とりスクレーパーを出して来て、凍えながら霜をさくさく取り除いていた。

昨年など雨まで降って、凍えた夜を子どもたちはtrick or treatをしに近所まで繰り出して行ったが、
今年は、なんかハロウィーンの習慣で街へ行ってみたものの、寒くて即座に帰って来たようだ。

もともとハローウィンはアイルランドのキリスト教が伝教するまえからのAll Saints Dayというお祭りだったそうで、カボチャを彫るのも元々アイルランドの慣習とは、昨年も投稿した。
またカソリックでもall souls Dayといって、冬が到来する時、死者の霊も大地に戻ってくる日と聞いている。
だからハローウィンで、戻って来た霊を追い返すのだそうだが。

毎年大人子ども挙げての凝った飾り付けをするわが町、昨夜はいつも幽霊屋敷ならぬ、
レゲーバンドが田舎の通りに出現したそうで、
霊を音楽でおびき出すのか、歓迎し、送り出すつもりだろうか。

しかし一日の大半を、実は更に北へ運転すること2時間半、カナダ国境近くの湖畔でのレガッタ観戦に行って来た。
昨年の息子に代わって、ことしは高校に入ったばかりの娘がレガッタレースに参加したためだ。
前夜のハロウィーンの仮装パーティーに参加した後、
翌朝5時出発して、10分のレースのために
往復5時間かけて出かけて行った。

もう寒い寒い、何を着ても、毛布をかぶっても、何を体にいれても寒い〜〜!!
しかしどこの高校生もやる気満々!!
この寒空の中、殆ど露出している薄いシャツ一枚で水上を
8人で、4人で、オールを漕いで5キロの時間を競い合う。
一方一緒に来た親たちはテントを用意し、トラック、トレーラーまで持参して朝食と
ランチをその場で料理し、観戦グッズと、毛布、スキーウェアーをしっかり着込んで子どもたちを応援する。

アメリカのサッカーママの加熱ぶりは以前お話ししたが、
ここにも寒い中、高校生の娘と息子のためなら、たとえ10分の観戦であっても
数時間かけてやって来て、応援する父親、母親の姿がありました。(私もその一人ですが)

しかし子どもたちのスポーツもお金が勝負を左右するのではと思うことも。
お金のありそうな高校はユニフォームも一艇何万ドルもするボートも全然格が違う。応援団の料理のメニューも違う。ここは全米でもリッチな競馬場、サラトガスプリングス、その周りの牧場やマリーナに劣らないトレーラーや温かそうな仕出しケーダーリングの応援で、子どもたちはcrewに励んでいます。

私ですか、ひたすら「アーーー寒い。」と震えてばかりで腰をさすっていました。
当の本人、娘は初心者にしてはがんばったようです。スタート地点から見る限りはですが。

今年の北米ニューイングランドは、早くも先週から山間部では雪が降り始めました。
スキー場が喜びそうなシーズンになりそうです。今週末から夏時間がもどります。
ようやくお天道様が顔出す位に学校へ、仕事へ出勤することができます。今は暗闇の中、7時に子どもも親も家を出ますから。枯れ葉の大掃除が待っています。葉っぱは彩りもまばゆいばかりに輝いて、今は大方地面に着地しました。




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