今年はマクロなビジョン大局的な視野に立ち、地産地消に加え足下からの平和を打ち立てていければと年頭に当たって抱負をたてました。どうなることでしょう。辰年ですから、舞い上がりやすい私ですが、地に足をつけられるでしょうか。
最近「いつもパワフルで」と、年賀のコメントをもらったり、facebookでよくささやかれております。
自身は「そんなにパワフルにあちこち動き回っているように見えるかな」と首をひねっております。
いつも自然体でいるつもりなのに、その私の自然体こそがあちこち駆け回っていることに気づかされました。
私達夫婦は、まったく対照的な旅の過ごし方をします。
私は日本人によくありがちに、まず初めての土地へ行ったら、事前にもしくはその土地で集めたガイドを眺めて、行きたい場所やレストランをチェックをして行きます。
その土地の観光地だったり、美術館だったり、はてはネットで見つけた穴場だったりします。
仕事でいっても、しっかり観光もしくはおいしい穴場を必ずチェックします。お金をかけて現地まで行ったのだから、
その分を元をとろうとするようです。
しかし夫はのんびりするために旅行するので、 欲張りにあちこち回ろうとはせず、気が向いたら観光でも穴場でも回ろうかというスタンスです。たとえば、せっかくウィーンに行っても、先ずは現地の本屋で地元の本等を仕入れ、それを片手に街のカフェで評判のアイスクリームを頬張りながら道行く人を眺めています。一方こちらはドゥオモ教会だの宮殿にいこうだのと、せっかく来たウィーンの休日を目一杯足で稼ごうとします。ハワイへ行っても同じ、こちらは「せっかく」という心がはやるから、たとえ水が多少冷たかろうと無理しても「ハワイで泳いだぞ」と印を付け、証拠写真を撮っている一方で、夫はのんびりカフェでまた本を片手にコーヒーすすってます。
この年始、年末は前述のオーストラリアからの留学生の帰国まえにNYとボストンへそれぞれ、泊まりがけで行って来ました。これら車で2−3時間の街には、いまではよく日帰りで食料品買いに出かける位です。
今回は、まったく留学生の希望通り動こうと云うことで、家族4人プラス留学生で出かけました。
事前の用意は、宿の手配とブロードウェイショーのチケットを手に入れた位でした。
これがオーストラリア人や娘息子夫のアメリカの旅の過ごし方なのか、せっかくクリスマスにNYへ来たからと、ゴスペルをハーレムの教会で聴こうと誘っても反応なし。
ではクリスマスの時期に有名なロックフェラーセンター前のアイスリンクでスケートをしようとしても、ヨーロッパやアジア諸国の観光客が黒山の人だかりで、5番街からロックフェラーセンターは身動き出来ず「またにしよう」とすぐあきらめ
結局、メトロポリタンオベラ劇場のあるリンカーンセンターで映画を観ることになったが、これもチケット売り切れで、またとぼとぼ人ごみにもまれながらカーネギーホールやNBC スタジオを横目にブロードウェー通りを歩いていく。
それでも、テイーンエージャーの好みそうなブランドのブティックや店がならぶ、SOHOに出かけたり、
センタラルパークを歩いてメトロポリタン美術館へ向かい、
エンパイヤーステートビルより混んでなくて眺めのいいといわれるロックフェラーの最上階から夜景を見たり、
ジョンとヨーコが住んでいたコンドとジョンレノンの哀悼碑を回ったり
ワールドトレードセンター跡を周り、すっかり観光地化したウオール街占拠デモを散らされた跡を見学、
自由の女神の島へ行くには身分証明書がいるのに、パスポートを忘れてしまったので近くのバッテリー公園で眺めた自由の女神は向こう向いていた。
こうやって列挙すると、やはりあちこち連れて行ったなと思うが、その時はあれも連れて行かなかった、これも連れて行ってあげたかったとの思いが募るばかりだった。「せっかく」行ったメトロポリタン美術館も人が多くてすぐ出て来てしまった。もっとクロイスター屋外彫刻展だの、現代美術館MOMAだの、国連本部の本会議場や、アメリカ移民史の要エリス島や、インディアン博物館なども見せたかった。
しかしそれらは私の見せたいと云う思いである。旅人のオーストラリアからの留学生はそれを望んでいなかったのだ。
そして以前、日本語授業の特別行事として来たボストンへ、行事だけを住ませて帰ってしまっていたから正月に舞い戻った。が当日は海風が身にしみる寒さで、結局クインシーマーケットに繰り出しただけで、オイスターバーで舌鼓をうってホテルへ早くも直行。それでも翌日朝早く発つ留学生の為に予約した空港近くのホテルからは、きれいなボストン港と市景が早くも5時前には沈んで行く夕日に映えていた。
彼女はどんなアメリカをもって帰ってくれただろうか。
確かに私の見せたい、アメリカの姿ではなかったのかもしれない。しかし彼女なりに自分のペースで何かを感じ取って帰って行ったようだった。
いやはや、どこの観光地も見せたいところ、観たい所のチェックは多いが、やはり自分のペースで回るのがいいのかも。
今年は早くも、アイスランド、フィンランド、英国、日本、マレーシア、スリランカへの旅を予約した。上記3国はボストンー日本への航空便を探していたらフィンランド・ヘルシンキ経由で行った方が安いと出て来たためだ。ヨーロッパの飛行機会社のしのぎを削った安売り合戦が展開されている所にも、欧州経済破綻の兆しをみたとするのは思い過ごしばかりではないだろう。
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