オペラ「ドクターアトミック」原爆製作科学者や関係者の罪の意識と神の啓示

あこがれのメトロポリタン=オペラへ行ってきました。
Doctor Atomic’ 原子力爆弾製造した科学者で、4国語を操りサンスクリットを原書で読むオッペンハイマー博士と、彼を崇拝する平均25歳の若さの研究者、なかなか天気が協力してくれないと憤る軍部と、すでに地上に何が起こるか愁いていて、祈って踊っていたテワ・プエブロ・インディアンの人々が織り成す、
最初の原爆テスト前の心の様をオベラに表現しました。4年も資料集めにかけ、当時の関係者を一人一人検証しただけあって、かなり事実に基づいているでしょう。
ピューリツアー受賞者ジョン・アダムスがオペラ制作を引き受けた折、アメリカの恥部と、アメリカ人の原爆を最初に武器として使ったことにまつわる罪の意識にライトを当てたかったといったそうです。

オバマとだったら話し合ってもよいといったイラク首脳も、このジョンアダムスも今なら、オープンに話せる。と機運が出てきました。
戦後63年にかかってようやく人々が、公で話せる感情ではないかと、アメリカ人の夫ものたまいます。
立見席と追加公演が出るほどの評判でした。


NYタイムズより、プレビューと制作者インタビュー
http://www.nytimes.com/2008/10/12/arts/music/12gure.html?_r=1&scp=1&sq=Metropolitan.opera%20Doctor%20Atomic&st=cse&oref=slogin

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