シドニーにあるやはりシュタイナー高校の10年生。
昨日まで彼女をつれて、クリスマスのNY市内に3−4日繰り出した。
数千キロ離れていても、文化的な違いもファッションの違いも感じられない。
いや違いを見つけんとするばかりに、いつも彼女を矢面の中に立たせている
自分に気づかされる。
「エー、こういう時オーストラリアではどうするの」
「オーストラリアにもある?これ?」ってな具合。
娘と同じ16歳の彼女は、それでもいやな顔せずに一つ一つ丁寧にしかも相手を傷つけまいとしながら答えて行く。
「Not particularly、、、」
「I prefer not to」とお父さんが英人だという彼女の家庭は、やんわりいつもこうして断るしつけをしているんだろうと、育ちの良さを垣間みる。
品格の良さなのか、アメリカのティーンエージャー同志との会話に少し違いを感じたりもする。
しかしよく考えてみれば娘や息子の友達が我が家へやって来ると、日本語の「お邪魔します」というのは、無いにしろ、、、
最後にはどこの家の子も1−2年生より、親が迎えに来た時にいつも
「Thank you for inviting me. I had a good time.(今日はおよばれしてくれて有り難うございます。おかげで楽しく時間を過ごせました)」などとさらっとお礼をのべ、帰って行く。いつもそんな言葉を言われると我が子もちゃんと言えているだろうか心配になるが、でもこうした友達の中で育って行くことは決してそんじゃないことも確認する。
3人でNYのSOHOを歩き、ファッションをチェックし、スティービー・ワンダーの
ニューヨークの歌や、ジョン・レノンのクリスマスの歌を聴きながら、ヨーコオノとレノンが住んでいたアパートからセントラルパークを歩き、自由の女神を見物し、そしてアラブ料理の屋台でファラフィを買い食いし、すっかり観光化したOWSのニューヨーク金融街近辺をまわり、地下鉄で娘、息子たちを後ろに見ながらマンハッタンを闊歩する。夫のちょっとした蘊蓄を含んだNYの歴史に耳を傾け、ロックフェラービルからエンパイヤーステートビルを帳のおりた不夜城のブロードウェ−を眼下にしながら眺める姿は、NYという都会で一時の時間を共有している同じティーンエージャーとしか見えない。
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