Ted Kennedy -恵まれたケネディー家の末っ子テッド、その痛みと功績

以前にも紹介したが、よく聞いているインターネットラジオにLittle Radioがある。
そこで日本の政治体制について、マスコミが大衆をあおり立て、罪もない人をなじったりすると意見を述べたが。その延長戦をここで、

昨夜の近所の人々を呼んでの夕食の会話にこんな話題が突然出て来た。

地元紙ボストングローブ(アメリカには日本のような全国紙がない)に最近、テッド=ケネディー上院議員がシリーズで連載されているが本当に彼を、マサチューセッツ選出の上院議員として誇りに思うという話題だ。

ケネディー上院議員は政治的手腕はすごいが、スキャンダルがとても多い。
女癖、酒癖、数え上げたらきりがないぐらい。
それでも政治生命を絶たれなかった。
確かにやっかみもものすごく多い。
彼の二人の兄は大統領と、大統領候補だったが、二人とも暗殺された。またJFKの息子も飛行機事故でなくなったから、いろいろ憶測も出て来る。
テッドがハーバード大に入ったのも替え玉が入試をうけたのではという憶測が回ったと思えば、
別荘地で女性と酒酔い運転していて、そのまま崖に転落、彼のみ泳いで助かったニュースが広がった。

いつも保守派の野党のやり玉に上げられ、スキャンダルに事欠かない。しかし選挙民も地元マスコミも彼のゴシップ種を気にせず、彼の政治手腕を評価している。

テッドケネディー上院議員は、このオバマ大統領就任式を感慨深げに参加した後、倒れた。そして昨日が彼の77歳の誕生日、政治生命も危ぶまれたが、今の所まだ現役。  (追加文、この後まもなく他界された)

テッドとケネディー家のビデオ

地元紙、ボストングローブの連載記事より
'Let's stay out of gossip columns.'
In 1956, Teddy graduated from Harvard and enrolled in law school at the University of Virginia,

Ted Kennedy had a long list of bills that he wanted to get through the Senate, and he had spent decades mastering the multilayered negotiating

tactics needed to turn them into laws. § His high-powered staff, by the late 1990s, had become the body’s chief engine of legislation. It was like a school of government whose graduates included corporate leaders, senior White House aides, and a future Supreme Court justice, Stephen Breyer. § And by the start of 1997, Kennedy saw a chance to get Senate approval for one of his cherished goals: a new children’s healthcare program, funded by a hefty hike in the tobacco tax.

Kennedy's office has written about 2,500 bills, and more than 300 have become law. In addition, more than 550 bills Kennedy has cosponsored since 1973 — the first year Senate records showed lists of cosponsors — have been enacted.

Much of that hefty pile of legislation has involved healthcare, for which Kennedy has won, bit by bit, some of the elements of the sweeping national healthcare plan he has failed to accomplish in one omnibus program.

The list of healthcare programs Kennedy has pushed forward reads like alphabet soup.

In 1972, he was a chief architect of the Women, Infants, and Children (WIC) program, which provides food assistance and access to health services for low-income women and their children. That was followed by SCHIP in 1997, and in 2006, Kennedy further extended federal assistance for children's health, working with Republican Senator Charles Grassley of Iowa to pass the Family Opportunity Act, which expanded Medicaid coverage for children with special needs.

コメント

  1. お久しぶりです。
    モンタギューの冬はかなり寒さが厳しそうですね。そんな中、平和維持活動の一環として2ヶ月もかけてW.DCまで歩くのは到底信じられませんでした。アメリカではこのような運動が盛んなのでしょう。と思いました。
     日本の政局はひどい状況に陥っていて、政治だけでなく、世間は企業倒産の嵐で失業者数は日々増えています。銀行は政府の年金資金による買い上げで何とか日経平均7000円台をかろうじて保っていますが、6000円を切るとBIS規制の関係で銀行は業務停止に追い込まれます。そうなると企業の国際間決済が出来なくなり、事実上倒産します。それを防止するために政府はあらゆる資金をかき集めて買い上げに回っているようです。米国の株も年金資金で買い上げているのですが、リーマンなどに委任しているため、インサイダー情報ですぐ売られ、買っても買ってもすぐ下がるの繰り返しでドブに捨てているようなものです。3月以降になると年金資金が枯渇していることが公になりそうですので、その時我が日本国民はそのような反応を示すのか?と思っています。アメリカもGM破綻のニュースが流れてきていて、その影響は全世界に及びますので、心配しています。しかし、心配しても個人の力では最早どうすることもならず、食料の備蓄で備えるしか手がなさそうです。アメリカも景気が悪化したとしても地方経済はまだ残るのでしょうか?とても気になるところです。

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  2. Thank you for your comment. I am always scared by Japanese economy system and political mess. Have you read Canadian Author book called, I am not home so I don't remember exact title, reconstruction of Japanese Economy. It was written during Koizumi administration , about how deeply Yakuza ( Mob for economic, real estate, bank ) involved in political and Japanese overall financial scene. I believe that only key for resulve this mess, every one of economic/political decision maker should not decide their own ego. The problem is who has courage to pay sacrifice. What do you think?

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  3. こんにちは。お久しぶり。
    麻生内閣の支持率は11%。もちろん大臣の失態とか、ご自身の言動とか問題はありますが、最近の日本人は、叩くことしかしないのではないかと思っていたところです。マスコミの多くも中傷記事ばかりを並べて、不支持をあおるようなことしてる。政治的にいい面を探すのは難しいのかもしれないけれど、プラス面をもっと採りあげるようにすることで、国民の意識はずいぶんと変わると思うのだけれど、それがない。ということがとても気になってました。
    「失われた10年」にしても失われたことばかりが強調されていますが、失い方がいかに少なく食い止められたかということには関心が向かない。
    日本人のマイナス思考癖のなせる技。麻生さんのプラス思考的雰囲気に期待したんですが、その他大勢のマイナス思考が強すぎましたね。

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  4. コメントありがとうございます。
    たしかに、日本のマスコミも国民も政治家を有名人タレントと勘違いしている節がありますね。何かあったらたたくという風情は今も、昔も変わらず。そこにはやっかみ的な体質、出る杭は打つ的思考があると思われます。そんな中でも、自分の懐のため、地元のためでなく、公正な理由で政策立案、政策決定をしていこうと言う御仁が出てくる事を期待します。またそうした人を送り出し、サポートしていこうという住民体制も必要ですね。

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