メキシコ湾海底採掘油漏れ問題 その2、バイオエネルギーの考察

ワールドカップに乗じているうち、とうとう
アメリカはアルジェリアを制して、決勝進出を決めた。

しかし外は真夏の陽気、子どもたちもいくら夏休みだからといってワールドカップ観戦ばかりはしていられない、早速サーフィンへ、日光浴へ大西洋岸に繰り出している。
energy secretary steven chu

メキシコ湾の油漏れはすでに対岸、フロリダ半島のメキシコ湾側に達し、やがてキーウェストからカリブ海の島々、そしてフロリダ半島から暖流にのってこちら米大陸東海岸、
さらには南米、ヨーロッパ大西洋岸に広がるだろうと予想されている。

ここで怖いことを米議会の公聴会で聞いた。(先ほどから何時間もそのニュースソースを添付しようとしているがテク問題なのか、でも興味のある人はこちらでご覧下さいhttp://www.msnbc.msn.com/id/26315908/#37887518)

というのも、現在メキシコ湾岸の油漏れに対処している技術は
70年代のサンフランシスコ湾岸のオイル漏れに
対処した技術と大差ないということ。
米国会議員の質問は「通信技術はダイアルから、iphoneの世代になっているのに、未だダイアル時代と同様の技術しかなく、それ以外になす術がないのか」と、するとオイル会社は「残念ながら」とこたえたようでした。しかもオイル会社は地球規模でドンドン同様に海底に穴をあけて、油を得ようと掘り続けている。 

メキシコ湾における原油の流出は史上最大規模での流出が続いています。27日には漏れた油井の弁を通して泥を注入するTop Kill作戦が取られましたが、BPは失敗に終わったと発表しました。(以下は毎日新聞によるその報道です)
高圧で吹き出す油のために、泥を思惑通りには注入することが出来ず、海面から高圧で圧送された泥は海に流れ出てしまったようです。とにかく、流出を続ける油井をふさぐことには失敗したのです。
当面は、漏れ出した油をポンプで吸い取る原始的な対症療法が続けられることとなりそうです。
 次なる方法は、油井に取り付けられた弁の上部を切断し、そこから油を回収する方法です。
5月30日10時23分配信 毎日新聞
【ロサンゼルス吉富裕倫】米メキシコ湾沖の海底油田事故で英国の石油メジャー「BP」は29日、重い泥を注入して油井を封鎖する試みに失敗したと発表し た。次の対策を始めるまで4日〜1週間かかるといい、米国史上最悪の原油流出事故は被害規模をさらに拡大させることになった。


海底1マイル(約1.6キロ)の油井上部に取り付けられた噴出防止装置に重い泥を注入し、セメントで固めて完全に流出を止める計画だった。成功率6〜7 割を見込んでいたが、26日以降注入した3万バレルの泥は、噴き上げる原油の圧力でほとんどが海中に漏れ出てしまったという。BPは今後噴出防止装置上部の破損したパイプを切断し、油の吸い上げ口を新たに取り付けて流出を止める方針だ。


一方、BPは同油田に2カ所の予備油井を掘削中だ。予備油井から原油を吸い上げれば事故油井からの噴出を食い止める根本的な解決策となるが、完成は8月になる見込み。
さらに昨日の朝日新聞の記事では、この公聴会に関して
『(6月)17日の公聴会は、英BP幹部が米国民に直接事態を説明する場でもあるため、ヘイワード氏は「事態の深刻さはよく分かっている。(事故のあった)湾岸地 域の人々に直接語りかけたい」と述べ、流出を止めるためにBPがとっている方策や、米政府と協力して全力で対策に当たっていることなどを順次説明した
米議会は、BP側がコストを優先して簡略設計を採用したことが事故の原因だと追及を強めているだけに、公聴会では激しいやりとりも予想される。』と 
では、一般住民は議会が誰の責任だ、どこが保証しなければいけないともめている、大統領が今後の1500m以上の深海油田採掘を凍結するとい発表したからといって、どうしたらいいのでしょうか。
まず石油の消費を減らす。省エネでしょう:車、電気にすっかり依存している暮らしを変えていかねば、
他の考察として、代替エネルギーがあげられるでしょう:たとえばバイオディーゼル車の使用とか。
しかしこれがまたイギリスを始めとして環境省、環境保護団体を始めとした研究者から警告が発せられています。
バイオディーゼル油を生産は、過去6年間の食糧価格の高騰の75%の原因と見られています。
このバイオ油は石油の10倍のエネルギーを使用して生産されといいます。
バイオディーゼルを生産するには、その原料となる食糧油を栽培しなければならず、その栽培の過程で
トラクターだの化学肥料、農薬だのを使用しますからそれらを生産、輸送にも石油は使われているというのその10倍のエネルギーがいるということでになります。世界のあちこちでバイオ油の栽培のため、畑作地が大幅に減少されていきました。植民地時代や戦中の時の商業作物のために、農民みずからも食べて行けなくなる畑作栽培が減って行く傾向と何ら変わりはないでしょう。

ソーラー車などまだまだ代替エネルギーはありましょう。でも私たち一人一人が大きな視野にたって、自分の暮らしを電気使用を減らし、車使用を減らすように変えていくしかないでしょう。さて、電気を利用したこのブログも夏休み少しお休みします。


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