1/20/2010

米マサチューセッツの民主党員と無党派選挙民は怒っている

本日ここマサチューセッツで、人権擁護の法制化において多くの功績を残した合衆国上院議員テッドケネディー氏の他界のため、その補欠選挙本戦があった。(昨年の記事「恵まれたケネディー家の末っ子テッド、痛みと功績」より)
http://cyamazaki-heineman.blogspot.com/2009/02/ted-kennedy-bostoncom-local-search.html

民主党員と無党派選挙民は怒っているのは、民主党の候補者だ。今回、
日本の新聞が騒ぎ立てている民主党の敗北立候補者、コークリー女史は司法長官在任中、
ずいぶん人権的に首を傾げたくなる司法判断をしているからだ。
それなのに、
地元の様子を何も分かっていない、選挙過程をしらない遠くワシントン在住の日本の記者は以下のように書いている。

正確には民主党の人選ミス、共和党が破った訳じゃない、
まだ民主党が地盤な州だと、マサチューセッツ西部に住んでいると肌で感じる。
共和党立候補者ブラウン氏が支持を広げた訳ではなく、それを医療保険制度改革案に批判を強めたと
解釈するのは記者の主観だととらえてもしようがない。

確かにお隣の州、コネチカット州は全米屈指の一人当たりの収入額が高いところの所以である
保険会社が相変わらず、幅をきかせている。
しかし、それとて医療保険改革案に選挙民が批判に回ったととるには、あまりに短絡的である。

 【ワシントン=伊藤宏】朝日新聞より
19日にあった米マサチューセッツ州の連邦上院議員の補欠選挙で、共和党のスコット・ブラウン同州議会上院議員が、民主党のマーサ・コークリー同州司法長官を破り、議席を奪取した。

 民主党は、上院での議事妨害阻止に必要な安定多数の60議席を維持できないことになり、オバマ大統領が進める医療保険制度改革の先行きも不透明になった。全米有数の民主党の地盤だった同州での敗北は、就任から1年を迎えたオバマ氏に大きな打撃となる。

 今回の選挙は、民主党リベラル派の重鎮、エドワード・ケネディ議員の死去によるもの。コークリー氏が、47年にわたって議席を守ったケネディ氏の後継者として立候補したのに対し、ブラウン氏は、医療保険制度改革案や財政赤字への批判を強め、共和党だけでなく無党派の有権者にも支持を広げた。

また TV朝日では、
オバマ大統領:「これまでの努力が無駄になるのではと感じることもあれば、変化を起こすには、とてつもなく時間がかかると思うこともある。そのような自分のなかの疑念と戦わなければならない」の発言をとらえて、
オバマ大統領弱気??か、とするのもマスコミの公的責任を十分に考えた醜悪な記事ととらえることもできる。

これこそ、先にテッドケネディーの功績と痛み(ゴシップ)で言及した
マスコミが政治家を叩くことを目的とした執筆ととらえられても仕方がない。
もっと、もっと育てる気持ちで広大な視野にたてないものか。
批判からは、ものは生まれない。

それでも、医療保険制度改革案のための絶対多数の議席数を失ったことにはかわりない。
しかし、それとて彼女コークリー女史が必ずしも医療保険改革案に賛成票とは限らず、

選挙運動もせず、ヴァケーションにいっていたコークリー立候補の経歴である司法長官時代も、選挙民にとっては疑問一杯の人権擁護とは逆方向の司法判断
に照らし合わせても、彼女を支持しかねるとの判断での選挙結果だったようだ。
今、共和党と格差社会のシンボルである高額所得者たちが躍起になってつぶしにかかっている医療保険制度は、
ここマサチューセッツでは、もう州のレベルで実行されていることを忘れてはならない。
州内では、低額所得者と高齢者は医療と医薬品が全額負担されている。また冬の暖房費も一定額の負担がある。
国レベルでこれを実行可能にするかは、別問題と考えている選挙民もおおかったのでは。


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